ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

朗希のスプリットはなぜ打てないのか、米スポーツ記者が解説。

ナショナル・リーグの決勝戦への進出、ピンチのドジャースを好リリーフで救った佐々木朗希投手のピッチングに注目が集まっている。決勝戦進出を決めるディビジョンシリーズ4回戦、1-1の同点で迎えた9回表、佐々木はリアルミュートに、内角低めに急速に落下する139km/hのスプリットを投げ、ストライクを取られたリアルミュートは、そのスプリットの軌道に驚きと動揺が入り混じった表情を見せた。佐々木は初球からこの“スプリット4連投”でカウント1-2と追い込み、最後は外へと投じた161km/hの剛速球で空振り三振に打ち取った。この佐々木の打てないスプリットについて米メディア『Yahoo Sports』のジャック・ベア記者はこう解説している。「どの球がスプリットなのかは、極めて遅い回転速度から判断できる。しかし、佐々木のスプリットの動き方は多様なため、速度と動きの範囲がスライダー、チェンジアップ、カーブの領域にまで及んでいる。『Baseball Savant』(スタットキャストのデータを閲覧できるサイト)は、佐々木が投げたスプリットを別の球種と一旦判断したのに、試合中にスプリットに訂正するほど佐々木の投げたスプリットは実に難解なのだ」。つまり、佐々木のスプリットの回転数や動き方が多様過ぎる「魔球」であるために、打者はどうしても「打てない」ということのようだ。