リグレーフィールドで行われたカブス-ロイヤルズ戦のセレモニアルピッチに日本人のネット長者が登場し、大きな話題となった。YouTubeのチャンネル登録者数が約3300万人、TikTokのフォロワー数は約5510万人を誇る料理系動画クリエイターの「バヤシ」こと中林宏明さんだ。カブスの公式インスタグラムには「始球式のためにはるばる日本から飛んできてくれた。@bayashi_tvにリスペクトと愛を込めて」というメッセージと共に、カブスの主砲である鈴木誠也外野手とのツーショット写真を公開した⬆️。5年前の2020年2月トレーナーをしていた筋トレジムが倒産し、群馬県にある実家のりんご農家の手伝いをしながらtiktokで始めた料理動画の投稿、細かいカットをつなげてテンポよく調理しているように見せる工夫や、美味しそうに食べる様子が世界中から注目され、フォロワー数があっという間に10万くらいに増えたという。コメントを見ると、日本だけでなく世界中の人も見てくれていることがわかった。世界中でバズったのは、「自分が言葉を発していない」からだと言う。日本語を話すと、言葉の壁を感じさせてしまうので、代わりに表情や動きをわかりやすくするように気を付けていて「幸せそうにほおばる顔が見たくて、最後まで見る」といったフォロワーが多い。「味に噓はつきませんが、美味しければ大げさに表情を作るんです。料理して美味しそうに食べるハッピーさが、海外の人々にも受け入れてもらえたんだと思います」と「バヤシ」さんは「ネット長者」になれた秘訣を語っている。