昨年4月、Twitter上部に表示されるロゴマークが、Twitter社を買収したイーロン・マスク氏によって、あの青い鳥が柴犬に変更された (⬆上左)。柴犬のロゴマークは、暗号通貨「ドージコイン(Dogecoin)」のロゴに使われているものと同じものだ。これを見たドージコインは「暗号通貨Dogecoinのシンボルマークの犬の名前は“かぼす”で飼い主は、日本の千葉県佐倉市に住む佐藤敦子さん。柴犬のかぼすは保護犬で、2010年に敦子さんがブログに投稿した写真を見て当社のシンボルマークに採用し、ミームになりました」とツィートした。流し目が可愛いと米国中で話題になった「かぼす」、「Twiterを買収したら、青い鳥のマークをドージコインのかぼすに変えてくれ」という多くのフォロワーからのリクエストに、マスク氏は、この変更を早速実行、ur welcome(約束通り)とリツィートした。ところが、18歳と高齢だった柴犬のかぼすが、マークになってわずか1年 後の今月5月24日に老衰で亡くなったことが佐藤さんからXに報告されると、イーロン・マスク氏がすぐさまXで「かぼす」への哀悼の画像(⬆上右)を投稿すると、それに合わせてドージコインの価格が24時間比で5%超も上昇した。マスク氏のXの投稿でドージコインの価格が大きく動くことは過去にもあってマスク氏がドージコインの誇大宣伝をしていると提訴されたこともある。マスク氏の「かぼす愛」が、暗号通貨の価格までUPさせる、やはり億万長者マスク氏の影響力はすごいの一言だ。