猛暑が続く日本、米国掲示板redditに、「日本にはファンが付いたジャケットがある」というスレッドが立った。⬆️いわゆる「空調服」と呼ばれるファンが付いた熱中症対策のための作業服のことだが、21年前の2004年に日本で初めて誕生した。人体を冷やすために、気化熱と風の関係を研究し、冷やすのに水ではなく人の汗を利用することを思いついたのだという。汗をかいた身体にファンの風を当てるだけで「体感温度」をグッと下げることが出来る「空調服」は、こうして誕生した。真夏の作業現場で「空調服」を着用することにより熱中症で倒れる人が激減し、現在では、あらゆる屋外作業現場で活用されるようになった。これに対する米国人の反応、「このファン付きジャケットは、アジア全域の建設作業員の間ではよく着用されています」「私の町のChick-fil-Aのドライブスルーの店員もこれを着ています」「何年か前にアメリカ国内で見たことがあるよ。工場で働いていたんだけど、そこではファン付きのスーツを着ていたんだ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー2のマーティの自動フィット/乾燥ジャケットを思い出した」「私は数年間海軍勤務で日本に駐留していました。船上で作業していた日本人請負業者の多くもこれらを持っていました」「焼き鳥屋に行ったら、職人さん全員がこれを着けていました。本当に必要そうに見えました」。「空調服」は、猛暑の日本だからこその「発明品」と言えるだろう。