ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「井上尚弥はアメリカで試合しろ」米国メディアは分かってない。

世界スーパーバンタム級の4団体統一王者である井上尚弥選手のマッチメイクについて、ボクシングの本場アメリカからクレームの声が挙がっている。井上選手は、5戦連続で日本でのタイトルマッチを実施。来る5月6日のルイス・ネリとの防衛戦も東京ドームで行う予定だ。毎試合KO勝利することでスポンサー料も高騰し、前回のタパレス戦の井上選手のファイトマネーは10億円を超えたとされる。これについて、米ボクシング専門チャンネル『ProBox TV』は、「イノウエは海を渡り、アメリカに来て、アメリカ人を倒して、ファンに注目してもらわなければならない」と日本でのマッチメイクを続ける井上選手を批判、さらに、『Fight Hub TV』が「イノウエはすでにスターだ。しかし、アメリカのボクシング市場は最大級だ。もっと大きなスターになりたければ、アメリカに来るべきだ」とコメントした。こうした意見に対して、井上選手はXで「軽量級の本場はここ日本にある。日本のマーケット以上の物がアメリカにあるなら喜んで行く」とツィートした⬆。このツィートを受けて、米国「ボクシングニュース24」は「この頑固で難解なスタンスは、井上が融通が利かず、米国でスターになるために渡米するという考えを変えたくないことを示している」と批判した。米国メディアのあまりにも無知過ぎる井上選手のマッチメイク批判。井上選手が言いたかったのは、アメリカにはスーパーバンタム級のような軽量級の選手に10億円以上のファイトマネーを出せるスポンサーが果たして居るのか、という質問だ。軽量級の本場である日本なら井上選手に10億円のファイトマネーを出せるスポンサーは沢山あるが、重量級中心のアメリカでは、軽量級の試合に10億円以上出せるスポンサーを見つけるのは至難のワザだ。日米のスポンサーの考え方の違いを知らない米国メディアのクレームに、井上選手は黙っていられなかったようだ。