ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界53カ国の男性の精子数、過去40年間で半分に減った。

イスラエル・ヘブライ大学の公衆衛生医Hagai Levine教授らの研究チームが、1973年~2018年にかけて5万7168人の男性が提供した精液サンプル(全データのうち199件が北アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアの男性から収集し、89件が南アメリカ・中央アメリカ・アジア・アフリカの男性から収集したもの)を分析した結果、不妊でないとされている男性の精子数は、1973年~2018年にかけて精液1ミリリットルあたり1億120万個から4900万個まで51%以上減少しており、年間の減少ペースは約1.1%であることが判明したという。また、世界的な精子数の減少ペースは21世紀に入って加速していると研究チームは報告。今回の研究結果について、スコットランドのダンディー大学の不妊専門医であるサラ・マーティンズ・ダ・シルバ教授は、男性の精子数の減少ペースが、2000年以降に2倍となったことが明らかになったものの、その理由については明らかになっていないと指摘。「汚染物質・プラスチック・喫煙・薬物・肥満・貧しい食生活などの生活習慣が要因であることが示唆されているが、その影響は十分に理解されておらず、定義も曖昧だ」と述べている。NY州立大学人類学教授マイケル・リトル氏は、現生人類(ホモ・サピエンス)と同じ時代に生存していたネアンデルタール人が絶滅したのは、ホモ・サピエンスの方が大量繁殖に成功したからだと指摘、精子数の減少によって、今度はホモ・サピエンスが絶滅の危機に瀕している、と警告した。