ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

たった1年で、佐賀県の人口と同じ「日本人」が消えてしまった。

総務省が、去年10月1日現在の人口推計を発表した。外国人を除いた日本人の人口は1億2119万3000人で、前の年と比べて83万7000人、率にして0.69%の減少となり、減少幅、減少率ともに過去最大だった。83万人の減少ということは、九州・佐賀県の人口81万2,193人より多く、たった1年間で佐賀県の人口より多い日本人がこの世から消滅してしまったことになる。我が国から日本人が居なくなる数字は年々加速してきている。4年前からの減少数を見ても、2020年50万1千人減(鳥取県の人口55万1,806人とほぼ同じ)、2021年60万9千人減 (島根県の人口66万6,331人に近い)、2022年73万1千人減(徳島県の人口72万6,729人とほぼ同じ数)の日本人が消えてしまったことになる。ほとんどの日本人は、「日本人消滅」を絵空事と思っているが、このようにたった4年間で、佐賀県・鳥取県・島根県・徳島県4県分の日本人が消えてしまった事実を知れば、日本人減少の深刻さを多少なりとも理解できるかも知れない。毎年このペースで日本人が消滅し続けるとすれば、2024年は100万人以上の日本人減少が見込まれ、富山県の人口103万7,319人と同じ数の日本人が消えてゆくかも知れない。47都道府県に見立てた人口減少のジグソーパズル ⬆、毎年その中の1ピースづつが消えていっている現実を、あなたは「絵空事」だと思いますか。