ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

1ドル150円でもぜんぜん困らない、ニッポンの底力。

円安が1ドル150円を超えるまでに進み、「日本経済は終わった」「この世の終わりだ」などとマスコミが騒ぎ立てている。激しい円安が進む中、「日本が世界でひとり勝ちする時代がやってきた」と主張する経済学者、小幡績・慶應義塾大学大学院准教授のコラムが目に止まった。まず、日本は世界で唯一と断言できるほど、インフレが起きていない。英国の年率10%、アメリカの8%とは次元が違うわずか3%(9月現在)程度。さらに、日本は電力会社が電気料金の引き上げを徐々にしかできないように法規制しているため、インフレが加速しにくい構造になっている。1973年に起きたオイルショックのときは、賃金引き上げを社会全体で抑制した。これにより経済の過熱を抑え、世界で日本だけがインフレを押さえ込み、1980年代には日本の経済が世界一となった。現在、インフレが激しいアメリカは、賃金上昇を死に物狂いで政府を挙げて抑え込もうとしている。しかし、賃金を上げてない日本経済は、世界経済の中では、うらやましがられる存在であり、世界でもっとも恵まれているのである。消費者物価がそれほど上がらないのも、賃金が上がらない日本の消費者の多くは、少しの値上げでも拒絶反応が大きく、企業側が企業間取引価格は引き上げても、小売価格を引き上げられないためだ。日銀が金融政策を引き締めに転じる必要がなく、景気が急速に冷え込む恐れがなく、非常に安定して穏やかな景気拡大を続けている日本、世界でもっとも恵まれた状況下にある日本経済に、何の不満があるのか、と問いかけている。