世界的に注目を集める日本のアニメ産業。その輸出額は3年前の2022年に1.5兆円を突破し、「Anime Is Eating the World(アニメが世界を食らう)」と評されるほど、その存在感を高めている。日本政府は、アニメだけでなく、VTuberやゲームを含む二次元文化全体が「Anime」としてグローバル市場で急成長を遂げる中、2033年までに現在のアニメやゲームの輸出額を今の10倍以上の年間17兆円規模にまで拡大する方針を掲げている。こうした中、KーPOPのソフトパワーで世界を席巻している韓国は、KーPOPの輸出金額が2023年に1兆2300億ウォン(1,230億円)を達成したが、日本アニメの輸出総額の12分の1にも達してないことを踏まえ、ソフトパワー輸出での日韓対決で韓国は敗北を喫したと韓国のコミュニティサイトが伝えている。韓国は、BTSをはじめとするK―POP、古くは「冬のソナタ」近くは「愛の不時着」までの韓国TVドラマ、そして2020年のアカデミー賞で、ポン・ジュノ監督「パラサイト半地下の家族」が6部門でノミネートを受け、作品賞をはじめ、脚本賞、国際長編映画賞、監督賞の4部門でのオスカー受賞の快挙を遂げた「映画」を生み出したにもかかわらず、輸出金額で日本と比較すると日本圧勝の結果に終わっている。1200年前の「鳥獣戯画」にルーツを持つ「日本アニメ」のソフトパワー、恐るべしである。