ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「勝つため腕を狙った」2団体統一王者中谷潤人は「残酷な天使」。

WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)左⬆️が、IBF世界同級王者の西田凌佑(28)右⬆️との2団体統一戦で6回TKO勝ちで、王座統一を果たした。IBF王者西田選手は不利予想を覆すべくWBC王者中谷の強打に耐えるため200回を超えるスパーリングを行い、トータルで通常の世界戦の3倍近い練習量を積んで臨んだ試合だったが、生命線となる距離を中谷に潰され、1Rから中谷の猛攻にさらされた。ガードの上からも強打が襲いかかり、。3回には、右肩を脱臼、6回には右目が大きく腫れあがった西田。そして、6回終了後、右肩の状態が限界に達して試合続行不可能となり「棄権」、中谷が6RTKO勝利した。試合開始と同時に中谷選手の「殺気がすごい」、とSNSメディアXに、多くの投稿が挙がった。試合後、中谷選手は、「1ラウンドからダメージを与えていくと決めていた。相手の目の腫れや腕だったりとか、本当につぶしていくイメージで打っていたので、(TKOという)形になってよかった。ダメージは与えられていると見て取れたので、そこまで長くはならないだろうと。顔に当てていくとなるとスピードが必要になるが、腕やあばらとか体に当てていくのは多少遅くても的確にダメージを与えられるため、思いっきり強く打っていった。非情だが、勝つために腕を狙った」と語った。勝つために手段を選ばなかった「残酷な天使」中谷潤人、ボクシング界にあたらしいモンスターが誕生した。