ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

井上尚弥、「ダウンして記憶が飛んだ」と父親証言。

スーパーバンタム級4団体統一王者、井上尚弥(32)がラスベガスで、WBA1位ラモン・カルデナスを8R逆転TKOで破った試合、2Rに井上がまさかのダウンを喫した衝撃の余波は、2週間を経過した今なお続いている。父で専属トレーナーの真吾氏(53)が、間近で見たリアルな「真実」について語っている。2R、近い距離から井上が打ち込んだ左フックを頭をさげて外したカルデナスがその姿勢から放ったカウンターの左フックが、モンスターの顔面を正面から直撃。井上は腰から崩れるようにしてダウンした⇧。「その瞬間は、背中越しで見えなかったのですが、振り向いてこっちを見たとき、気持ちを整理している様子が強く見えたんです。膝をついて、こっちにグローブで「大丈夫」と合図はしたが、実は『大丈夫』じゃなかった」と真吾氏は語り、8カウントで立ち上がり、さらに2R終了のゴングに救われコーナーに戻ってきた井上に、慎吾氏が「大丈夫?」と聞くと「いま2ラウンドだよね?」と返してきたという。「こっちはダメージを知りたくてそう聞いたんですが、パチンと意識が飛んだんじゃないですか。記憶が飛んで(今2ラウンド?)と確認したんじゃないですか」 記憶が飛ぶほどのダメージを負っていた、と父慎吾氏は証言、カルデナスは「狙っていた」パンチだと語ったが、慎吾氏は「映像を見ると(カルデナスは)下を向いていたし、左から右へ流す時に、とりあえず振っとけ、みたいな感覚で打ったように見える。それがたまたま的中した。あれは狙ったものではなかったと思う」と出会い頭のラッキーパンチだったと証言した。