ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

オリオールズ菅野智之6試合すべて3失点以下の投球テク。

今シーズンからオリオールズに加入した菅野智之投手は、すでに35歳で球速がなく奪三振率も低いなどマイナス要素が多いことから、そのピッチングはメジャーでは通用しないだろうという前評判だった。ところが、4月6日のロイヤルズ戦で5回を投げ2失点、13日のブルージェイス戦で4回を投げ3失点、18日のガーディアンズ戦で7回を投げ2失点、24日のナショナルズ戦で7回を投げ3失点、29日のヤンキース戦で5回を投げ無失点、5月4日のロイヤルズ戦で6回を投げ2失点で6試合登板で3勝1敗の好成績を残している。その理由は、登板した6試合すべてで3失点以下に抑える抜群のコントロール力に秘密がある。MLBの投手に関する高度な投球データを提供している投球分析家のジェレミー・マスキーノ氏によれば、「スガノのスイーパーは、空振り率22.2%とまさに驚異的だ。さらにフォーシームとカーブで打者を翻弄している。スガノは全部で6球種を巧みに操り、卓越したコントロールで果敢に攻め続けている」と圧巻の制球力に加え、すべての球種のレベルの高さを絶賛している。チームの開幕投手が負傷者リスト入りして離脱するなど苦しい台所事情の中にあるオリオールズにとって、日本からやって来た菅野投手はまさに「救世主」と言えるだろう。