ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ヤンキース相手にシルクハットからウサギを取り出した菅野智之。

オリオールズの菅野智之投手(35)がヤンキース戦に先発登板。これまでのメジャー5試合登板で合計9奪三振(K)だったのに、この1試合だけで8Kを奪い、メジャー最強打線のヤンキースを5イニング5安打無失点に抑え、メジャー最多の95球を投げて3勝目(1敗)を挙げた。この試合での菅野投手は、打者の上下の目線を変えるベテランらしい上手さが光っていた。スプリットやツーシームは低めに集め、直球はストライクゾーンの高めぎりぎりか、そこから少し高めに外れたところへと意識的に投げ分けていた。さらに菅野は、これまではカットボールが最大の武器だったのに、この日は彼独特のスプリットがさえ渡った。ヤンキース打線のチーム打率・263、45本塁打、OPS・809はいずれもメジャートップ。そんな最強打線を相手に、菅野は左打者の外角に逃げながら曲がり落ちる軌道のスプリットで9つの空振りを奪い、これは今季メジャー全体で2番目の最多空振り数だった。全投球で空振り「17」は、今季オリオールズ投手陣の中でも最多となった。地元中継局MASNの実況は「非常識なスプリット!今日の菅野智之は、えげつない魔法のウサギをシルクハットから取り出しています」と、苦境から脱出することを意味する「英語のことわざ」を用いて、彼のえげつないピッチングについて伝えていた。