MLBで50年出ていない三冠王達成も可能と思わせるドジャース大谷翔平選手の活躍ぶり、6月にマークした12本塁打、24打点は、いずれも今季、各月での最多の数字に上る。特に本塁打数は6月15日以降で9本を放つなど、まさに「ミスター・ジューン」の異名に相応しいパフォーマンスを発揮した。疲労が蓄積されてくる7月からの後半戦もこの好調さを果たして維持できるだろうか。スポーツサイト『The Sporting News』は、大谷選手の打撃データをもとに後半戦も好調な打撃は続くだろうと予測した⬆。「6月に記録したこれらの数字はオオタニの過去の6月のキャリアと比べればほぼ標準的な数字だ。しかし、過去シーズンの6月の数字と比べて「注目すべき違いがある」とし、ストライクゾーンのコンタクト率79.3%、95マイル(約152.8キロ)以上の打球を捕える「ハードヒット率」58.7%など、過去最高を示す数値が新たに記録された点に注目、「つまり、6月に設定されたペースが夏の後半まで維持される可能性が非常に高いということだ」と予測した。さらに、「オオタニにとって、新たな月間キャリア最高記録の更新は、可能性だけでなく、彼のペースからすればあり得ることだ。2024年6月に生んだ記録は、新たな高み(三冠王?)へのステップとなるかもしれない」と結んでいる。野球の神様ベーブ・ルースも達成できなかったMLB三冠王、果たして大谷選手は実現できるだろうか、シーズン後半戦に注目だ。