ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「万里の長城」宇宙から見えた?宇宙飛行士の意外な答え。

 

中国にある万里の長城は世界遺産に登録されている城壁の遺跡であり、現存するその長さは6000kmを超えるとされる。長大な万里の長城は宇宙からも見える唯一の「人工物」とされ、中国では小学校の教科書にもそう書かれている。ところが、2003年10月、中国初の有人宇宙飛行をなしとげた楊利偉宇宙飛行士が、地球への帰還後「『万里の長城』は見えなかった」と発言し、大きな騒ぎになった。果たして、万里の長城は宇宙から見える世界で唯一の人工物説は正しいのだろうか。NASA(連邦航空宇宙局)は公式に「宇宙から肉眼で万里の長城を見ることは難しい」と報告し、2005年に国際宇宙ステーション船長として半年間の長期任務に従事したリロイ・チャオ宇宙飛行士は、高度約400kmのISSから望遠レンズを搭載したデジタルカメラで万里の長城を撮影したが、肉眼で見ることはできなかったと述べている。同じ船長を務めたクリス・ハドフィールド宇宙飛行士も「万里の長城は軌道上から肉眼では見えません。狭すぎる上に自然の輪郭と色に紛れるのです」と証言。実際、万里の長城は確かにとても距離が長い構造物ではあるものの、横幅は最大でもわずか10mほどしかないため、100km以上も離れた宇宙から肉眼で見分けるのは不可能だろう。しかし、NASAによると中国の長江流域に建造された堤の高さ185m、堤の長さが2km以上ある巨大人工物「三峡ダム」は宇宙から肉眼ではっきり見えるという。中国は教科書に載せる宇宙から見える人工物を「万里の長城」から「三峡ダム」に差し替えるのが正しいと思われる(笑)