国際宇宙ステーション(ISS)滞在中の米女性宇宙飛行士が、同性婚相手の銀行口座にオンラインで不正にアクセスした疑いで米航空宇宙局(NASA)が調査に乗り出している。疑惑を持たれているのはアン・マクレーン飛行士(⬆上の写真)。パートナーのサマー・ワーデンさんと不仲になり、パートナーが昨年、離婚を申し立てた。マクレーン飛行士は昨年12月から半年間、宇宙に滞在している間に、ISSからこのパートナーの銀行口座をのぞき見していたと訴えられている。マクレーン飛行士は、家計管理のため以前からやっていた残高確認をしただけだと説明。口座へのアクセス禁止は聞いておらず、パスワードも変更されていなかったからと反論している。6月に宇宙から帰還したマクレーン飛行士に、パートナーは「不正なアクセスをした」と主張し、連邦取引委員会とNASAに告発した。告発を受けたNASAは「人類初の宇宙での犯罪告発を受けて真相解明に取り組んでいる」と声明を発表。「人類初の宇宙での犯罪」としてニューヨーク・タイムズも大々的に報道したが、注目したいのは、宇宙から地球上の銀行口座にわざわざアクセスして口座の取引内容を見るほど宇宙飛行士にはヒマがあったという点だろう。我々は無重力空間で地球上では出来ない各種の実験を一心不乱に行っている宇宙飛行士を想像していたが、思いの外、宇宙飛行士には地球の他人の口座へアクセスして覗き見するだけのヒマがあることがわかったニュース報道だった(笑)