ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

カブス鈴木誠也が止まらない、「白い軌道」が見えるから。

カブスの鈴木誠也が、メジャーデビューから8試合連続安打、4本塁打11打点をマークした。デビューから4試合の時点で「8打点以上、4四球以上」は打点が公式記録となった1920年以降ではメジャー史上初。また「デビューから4試合で3本塁打」は、2018年エンジェルスの大谷翔平以来の記録だったが、今日、大谷を上回る8試合目4本塁打を放って快進撃は尚も止まらない。米放送局NBCシカゴは、鈴木の1試合平均1四球という決してボール球に手を出さない「選球眼」に注目、「シーズン1試合平均1四球をマークした選手は過去に4人しかいない。バリー・ボンズ(3度)、テッド・ウィリアムズ(3度)、ベーブ・ルース(1923年)、マーク・マグワイア(1998年)」と名だたる名選手の名を挙げ、鈴木のすぐれた「選球眼」を高く評価した。「決してボール球は振らない」という鈴木選手の選球眼の良さは「投手のリリース(指離れ)から頭のなかでボールの白い軌道を描いて待つ」ているからだ。鈴木選手曰く「バッターボックスに入るとピッチャーがリリースした指先から、バッターボックスに立つ自分──18.44mより短いその空間に対し“丸いボールが点で繋がっていく白い軌道を引く」思いついたのは「苦手意識のあった“内側に食い込んでくるフォークの軌道”がポイントでしたね。この軌道にボールが乗ってきたら絶対に振らないように」決めたのだという。こうして際どいコースに手を出さず、打てる球を待つ、という鈴木誠也選手。イチロー・大谷に肩を並べる日本人スラッガーであることは間違いない。