ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「謎の自身あった」高木美帆金メダル決まる前にガッツポーズ。

f:id:gunjix:20220217224746j:plain

スピードスケート高木美帆選手が、北京冬季五輪で5種目目のエントリーとなった女子1000mで個人種目では自身初となる金メダルを獲得した。高木選手は「スタートの1歩目を出すときにひるまずに攻める」と心に決めて、スタートの1歩目にフォーカスした反応の良い飛びだしを見せ200メートル通過まで17秒60で全体トップタイ、続く1周を無駄のない滑りでラップを刻み、得意の後半で再加速、五輪記録の1分13秒19をたたき出してフィニッシュした。まだ後ろに2組のレースを残していたが、会心の滑りが彼女に勝利を確信させたのか、両手をたたいて何度も右腕を突き上げ、喜びを爆発させた⬆。2組のレースを残していても自らの勝利を確信できた高木美帆選手、レース後のインタビュー途中で、何度も激しく咳き込みながら「正直、体の方はけっこう限界がきていて。疲労感というよりは、けっこう咳が出ちゃうんです」と言いながら、最後のレースには「2周ぐらいならいける謎の自信があった」と告白した。「力強さが先に来て、繊細な動きで制御する」と評される高木美帆選手の独特の滑りは、ブレードと氷のぶつかる音がほぼしないスムーズな滑りを生み出す。パワーを無駄なく氷に伝えられるその滑りを体に染み込ませてきたからこそ、疲労がたまっても足が動き、自ら感じた「謎の自信」によって金メダルの滑りが生み出されたのだ。5種目目でついに手にした金メダル、心からの拍手を贈りたい。