ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ビックマック価格日本は世界33位、喜んでる場合か。

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世界中のビッグマックの値段を国ごとに比較して、国ごとの貨幣価値を観察するために考えられた「ビッグマック指数」⬆をご存知だろうか。2021年の「ビックマック指数」を見ると、日本のビックマック価格は390円(3.55ドル)で世界ランクで33位、世界3位のアメリカのビックマック価格は5.65ドル、日本のビックマック価格は、アメリカの62.8%ということになる。この日米の差は、所得の格差と奇妙に一致している。OECD調査で、日本の賃金はアメリカの賃金の55.5%だからだ。今から12年前の2010年のビックマック価格は、日本は3.91ドル(当時1ドル=80円)で、アメリカの3.71ドルやイギリスの3.63ドルより高く、韓国は3.03ドルで、日本より低かった。その後の12年間でどんな変化があったのか。国民の年間平均賃金が、韓国はこの12年の間に1.45倍も賃金がアップし日本の賃金を追い越した。さらにアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスでも、1.2倍ほど賃金がアップしている。これに比べて、日本の賃金上昇率はこの12年間でわずか1.02倍でしかない。つまり、日本だけが世界の国々に比べて実質賃金が、ほとんど上昇しなかったのだ。給料を上げないおかげで、我が国の企業内に蓄積された内部留保金が2020年度で何と過去最高の484兆円に達っした。それでもサラリーマン諸君は給料を上げない会社に怒ってストライキを起こすでもなく、せっせと安い価格のビックマックをむさぼり食っているだけなのだ。ネットを活用して一斉ストライキを呼びかける知恵もない日本のサラリーマン、情けないと思いませんか。