ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

マラソン1億円ゲットの2人、ハングリー忘れて五輪出場逃す。

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 五輪マラソン代表選考会で、初めて実現した「一発勝負」、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で東京五輪代表が決まった。優勝と2位が自動的に五輪出場が決まるシステムで選手選考が明確化された。五輪出場の本命とされていた日本記録保持者の大迫傑選手(⬆右)と前日本記録保持者の設楽悠太選手(⬆左)は予想に反して振るわず、大迫選手は3位、設楽選手は14位と二人とも五輪出場を逃してしまった。レース後、大迫選手は「正直、力負け。真摯に受け止めたい」と敗北を認め、スタート直後に飛び出し首位独走を続けていた設楽選手は「25キロ付近できつくなった」と言い、結局は14位止まり。ハングリーなスポーツ競技の代表であるマラソンで、4年前に日本実業団陸上連合が発表した「日本記録を更新すれば1億円ゲットできるシステム」で昨年大迫選手も設楽選手も日本記録を次々に更新して1億円を手に入れている。今回のレースで最後のデッドヒートで2位の選手にわづか5秒の差を詰められなかった大迫選手は「最後は足が動かなかった」と振り返り、37Km地点まで首位を独走していたのに途中で失速してしまった設楽選手は「暑さのせいで25キロくらいからきつくなった」と失速の理由を語った。1億円の報奨金をすでにフトコロにしている二人にとって「何が何でも五輪出場権を勝ち取る」という「ハングリー精神」が今回のレースでは、どうやら無かったように思われる(笑)