ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

吉野家・すき家牛丼値上げ原因、トランプ氏が仕向けた中国人爆食。

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昨年、大手牛丼チェーン3社(松屋、すき家、吉野家)が一斉に牛丼の値上げを発表した。その理由は、牛丼に使われる米国産バラ肉「ショートプレート」が昨年からそれまでの倍に値上がりしたためだという。値上げの背景には、中国人による牛肉の「爆食」がその一因とされている。中国では、牛肉よりも豚肉の需要が多いはずなのに、米国産牛肉をなぜ爆買いするのか。その理由は、2年前のトランプ前大統領と習近平国家主席の間で火花を散らした米中貿易摩擦交渉がある。米・中の貿易バランスを見直す交渉の中で、中国はアメリカからの農産品などの輸入を日本円でおよそ22兆円増やすことを トランプ大統領に約束した。そして、20年の中国の米国からの牛肉輸入は212万トン、21年にはさらに17%増やすなど牛肉の爆買いがはじまったのだ。特に日本の「牛丼」に使われる牛バラ肉「ショートプレート」は、中国の外食企業の中で、牛肉の消費が大きい「小肥羊」など火鍋関連4社、「マクドナルド中国」などハンバーガー関連2社で大量に使用される。火鍋店では牛シャブシャブも人気メニューの一つで、これに最もよく使用されるのが、米国産ショートプレートなのだ。アメリカのトランプ前大統領が中国に仕向けた牛肉の大量輸入。そのとばっちりを受けて、牛丼の値上げを被った日本の消費者、実にやりきれない思いである。