ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

REDSOX吉田正尚、バットに当てる0.075秒前までボールを見てる。

レッドソックスの吉田正尚外野手(30)が、打率.289ア・リーグで大谷選手に次ぐ打率5位の好成績でMLB最初のシーズンを終了した。今年の春、WBCで最高打点を記録した吉田正尚選手について、WBC米国代表監督のマーク・デローサ氏が、「マサタカ・ヨシダは1球目で振らないんだ、2ストライクになることを恐れていない」と指摘したが、MLB1年目のシーズンでも吉田選手の「選球眼」は冴えわたった。吉田選手のこの「選球眼」の良さは、ボールをインパクト(バットに当てる)直前までボールを見ているからだと認知脳科学者の柏野牧夫氏は分析する。柏野氏は、打者の目の動きを追跡できるアイ・トラッキングを使ってプロ野球選手が、インパクト(ボールにバットを当てる瞬間)までにどれだけ目を離さずにいられるかを計測した。普通の選手はインパクトの手前0.1秒でボールから目を離しインパクトするのが普通だが、吉田選手はインパクトするギリギリ0.075秒前までボールから目を離さずに居るという。これほどに「選球眼」の良い吉田選手でもメジャー1年目はメジャー投手の対応に苦労した。吉田選手は、1年目のシーズンを総括して「前半戦に関しては、数字に関しても、あれっ行けるかなっていう。ただ、その行けるかが何でかというのは分からずにやっていた。後半戦、8月に入って少しアレっ?、ていう感じが続いて、体なのか、技術なのかっていうところも含めて、自分の思うようなパフォーマンスが出せなかった。来年の課題なのかなと感じます」と振り返った。メジャー挑戦1年目でア・リーグ打率5位、吉田選手に「アッパレ」をあげたい。