ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

サクセス!給食のおばちゃんが14年後に外資系ホテル社長に。

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今から14年前、夫の赴任先タイで専業主婦だった薄井シンシアさん⬆は 首都バンコクで「給食のおばちゃん」として当時48歳で社会復帰をスタートさせた。その4年後、日本に戻り「求人に応募しても、面接すら受けさせてもらえないんです。もう、何社落とされたかも覚えてない。半年間、来る日も来る日も、履歴書を送っては、片っ端から落とされ続けました。ほぼ間違いなく、52歳という年齢が理由だったと思う。それと長い期間、専業主婦だったことも」と回想する。「それでも、なんとか会員制クラブの電話受付、時給1,300円の仕事に就くことができました」薄井さんは持ち前の真面目さ、そして主婦時代に培った能力をフルに発揮して1年後にはクラブ全体の売り上げの4割を彼女1人で稼ぐまでになった。54歳でオファーを受け、ANAインターコンチネンタルホテル東京へ転職、わずか3年で、営業開発担当副支配人に抜擢され、その後、シャングリ・ラ東京に転職。そして59歳にして薄井さんは日本コカ・コーラにヘッドハンティングされたが、コロナ禍の影響で今年2月、薄井さんは61歳で失職してしまった。これまで華やかな経歴を誇ってきた薄井さんだが、再び時給1,200円のパートでスーパーのレジ打ちをしていた所、彼女のこれまでのキャリアを知った外資系企業から「日本で新規開業するホテルの経営を任せたい」というオファーが舞い込む。薄井さんは2つの条件を出した。「1つは肩書。支配人ではダメ、日本法人の社長にしてほしい」。もう1つの条件は「スタッフの採用は、自分に一任してくれること」だった。そして、新橋にオープンした「LOF HOTEL」⬆、今後、秋葉原や東神田にも開業を予定している。14年前まで専業主婦だった薄井社長62歳「どんな仕事でも厭わずチャレンジする」そのガンバリ精神で、このホテルビジネスが成功することを願わずには居られない。