シーズン終了まで残り3試合。ホームランキングが遠のいた感のある大谷翔平選手。しかし、投打に渡るスーパープレイを続ける中、新たにMLBファンを驚かせるシーンが生まれた。9月29日に大谷選手は、また一つあらたな“MLB伝説”を生んだのだ。レンジャーズ戦、6-2の9回1死一塁。大谷が放った打球が一塁寄りに守っていたイバニェス二塁手を強襲すると、その打球がグラブを弾いて右前ヒットとなった。打球速度は何と109マイル(約175.4キロ)。 この二塁手強襲の打球が、何とイバニェス二塁手のグラブを破壊してしまったのだ。革紐が2箇所に渡ってプッツリ切れてしまい、イバニェス二塁手はベンチに戻り新しいグラブを手に守備に就く破目に。出塁した大谷は新しいグラブに変えた彼の背中をポンと叩いてグラブを破壊してしまったことを謝った。 この映像を米放送局が公開、レンジャーズベンチを映し出した映像では、何とグラブの人差し指と中指の間2箇所の革紐が、プッツリと切れてしまっていた(⬆上写真)。米ロサンゼルス地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」公式ツイッターは、一夜明けた30日に実際の映像を公開。実況解説者が前日の出来事を振り返り、大谷の打球が「グラブを弾いたことは分かりましたが、破壊したとは思いませんでした。このグラブ見てくださいよ。ショウヘイ・オオタニ伝説です」と驚きの声を挙げた。記録も凄いが記憶にも残る大谷翔平の打撃パワー、彼の作るMLB伝説は、まだ序章にすぎない。