写真や動画などを世界200か国以上に配信する世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー「Getty Images(ゲッティイメージズ)」が、2023年「Year in Review by Getty Images」を発表、スポーツ部門では、「吠えるオオタニ」の写真⬆が選ばれた。この写真は、 7月17日のヤンキース戦。大谷は1-3の7回、中堅左へ3戦連発の35号同点2ランを放ち、一塁を回った際に渾身のガッツポーズで吠えた場面だ。この日の米スポーツ専門局「FOXスポーツ」は「このスイング。このバットフリップ。このセレブレーション。ショウヘイは現実離れだ」と驚き、MLB公式のブレント・マグワイア記者は「ショウヘイ・オオタニは信じられない」とつぶやき、ポッドキャストメディア「ジョムボーイ」は「このセレブレーションがショウヘイの価格をさらに1億ドル(当時約138億円)吊り上げた」と指摘した。今年のアスリートで一番「絵になる男」に選ばれた大谷選手だが、彼がMLBでスーパースターであるゆえんは、ここぞという場面で自分を「絵にする男」だからだ。3月のWBC決勝戦、日本が3対2と米国をリードして迎えた九回裏ツーアウトでMLBのもう一人のスーパースターのトラウトを三振に切って取った場面、1試合目を完封勝利し、その45分後の第2試合で37号2ラン、続けて38号ソロを放ちチームの4連勝に貢献したダブルヘッダーでの2刀流パフォーマンスなど、自分の活躍を「絵にする男」であることが、MLBきってのスーパースターの「証し」なのだ。