東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が、組織委の会議で女性蔑視ととられる発言の責任を取り辞任すると表明した。冒頭に「今日を持ちまして会長を辞任いたそうと思います。五輪を開催するための準備に私がいることが妨げであってはならない」と述べた。その後「思い起こしますと8年前…」と、これまでの活動や、思い出話などがはじまり、中には自慢話も。ときおり笑顔でなつかしそうに振り返る場面もあったりと、15分にわたっての未練たっぷりの辞任挨拶を行った。辞任のきっかけとなった「女性がいる会議は時間がかかる」という発言をすでに忘れてしまったかのような時間のかかリ過ぎたあいさつだった。さらには、「誰かが老害、老害と言いましたけれども」「老人が悪いかのような表現をされるのは極めて不愉快な話であります」とも述べた。なかなか終わらなかった森会長の辞任表明に、ネット上では「話が無駄に長い」「森会長も話が長かったという見事なオチ」「ここは短く終わらないと『話が長い』と言われますよ」「森の話も長い」とのツッコミが相次いだ。森氏の辞任表明の前に長女がマスコミにこう語っている。「今のそういうジェンダーレス(性差を区別しない)の話を(父が)100%理解するのは年齢的にも難しいかなって。あくまでも83歳の自分の父という視点でみれば、もちろんそうなんです」。ご高齢の森喜朗さん、本当にご苦労様でした(笑)