ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

83歳JOC森会長の「たわごと」を報じたNYタイムズの感覚のズレ。

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先日開かれた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」「女性の理事を増やしていく場合は、発言の時間もある程度規制しておかないとなかなか終わらない」と、女性蔑視ともとられる不規則発言を連発したJOC森会長。早速、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは「東京オリンピックの会長が会議での女性の制限を示唆」という見出し⬆で「東京大会組織委員会の会長が会議で女性は話ししすぎると示唆したあと、東京オリンピックの主催者側は開催反対論やコストに加え新たに(女性差別発言による)国民からの怒りに直面している」と伝えた。記事では、ツイッター上に森会長の辞任を求める声が出ているとした上で『森氏の発言は女性に対する差別にほかならない』とか『問題は誰も彼に異を唱えなかったことだ』『他の人たちは森会長の年齢と時代遅れの考えが大問題だと主張している』といった投稿文を紹介している。森会長の女性蔑視とも取れるこうした発言は、ツィートにもあるように83歳という年齢から来る「時代遅れ」の発言だということは誰が見ても明らかだろう。昨年9月コロナ禍のニューヨークで起きた日本人ピアニストへの「人種差別」による暴行事件については一切無視して報道しなかったNYタイムズが、海の向こうのニッポンで83歳の老人がつぶやいた「女性差別」のたわごとを大々的に取り上げ、しかめつらして「差別批判」するなど滑稽極まりないニュース報道と言えないだろうか(笑)