新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、不安を煽ったり、副反応ばかりを強調したりなど、多くのデマ情報がSNSで拡散されている。そこで 米国の経済誌Forbesに掲載された６つのデマについて否定したBTスリングスビー医師の記事に注目だ。デマ１：ワクチン接種により、コロナウイルスに感染する可能性がある（コロナウイルスワクチンには生きたウイルスは含まれないため、ワクチン接種によりコロナウイルスに感染することはありえない）デマ２：コロナウイルスワクチンは、開発期間があまりにも短いため安全ではない（現在供給されているコロナウイルスワクチンは、動物実験を行った後、何千人もの被験者を対象とした厳格かつ厳密な臨床試験を完了している。開発に必要な過程を省略することなく、臨床試験の結果により安全かつ効果的であることが証明されている）デマ３：コロナウイルスワクチンは生殖能力に影響を及ぼす（ワクチン接種により、女性の生殖能力に悪影響を与える原因となり得る生物学的なメカニズムは存在していない。ワクチン接種を受けた女性が生殖能力の問題を抱えているという証拠もまた提示されていない）デマ４：コロナウイルスワクチンによりDNAが変異する（ワクチンに含まれるmRNA（免疫に関する指示）は、私たち自身のDNAが含まれている細胞の核に入ることはありえない）デマ５：コロナウイルスに感染したことがあるので、ワクチンは必要ない（コロナウイルスに感染した人々は少なくとも5カ月の間は免疫を有する可能性が高いのは事実だが、抗体を有する人々の一部は、依然としてウイルスを運び、他人に感染させる可能性がある）デマ６：ワクチンを接種したらマスクを着用する必要はない（ワクチンを接種したとしても、ウイルスを他人に感染させる可能性はある。まだ多くの人々がワクチン接種を受けていない間は、感染を防ぐためにマスクを着用すべきである）。
