合成麻薬MDMAを使っての性行為に溺れていたとウワサされる沢尻エリカ。MDMAは「エクスタシー」「ラブ・ドラッグ」とも呼ばれ、摂取すると不安を取り除いて多幸感に満たされることで知られている。このMDMAが「精神療法のための医薬品」として画期的な治療法になり得るとして、2年前にFDA(アメリカ食品医薬品局)が薬品としての臨床試験を認める決定を下し、近々にアメリカ国内で合法化される可能性が出てきているのだ。戦争や悲惨な事件・事故、虐待や災害などによって精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているPTSD(心的外傷後ストレス障害)の患者に対してMDMAを投与すると体内で大量のセロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリンの放出が促され、その作用によって感情移入と肉体的な刺激が高められ、愛情とポジティブな考えに満ち溢れるようになり、PTSD患者の67%が3度のMDMA投与によるセラピーの後に精神的な苦痛の症状が消え去ったという。さらには、他の治療法では効果のなかったPTSD患者に対してMDMAをもちいた実験を行ったところ、いずれの患者も寛解に至り、その状態は数年以上維持されているという好結果が生まれているという。性的な快感を求めてMDMAを服用していた沢尻エリカ、次は、社会的なバッシングという苦痛から逃れるためにアメリカで医薬品として認められたMDMAを常用するのだろうか(笑)