ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

悪評PCR検査の救世主「だ液検査」、日本でナゼやれないのか。

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 新型コロナウイルス感染の陽性・陰性を判定する「PCR検査」、日本の検査数は世界各国と比べて圧倒的に少ない。最大の理由は、医療従事者への感染を防ぐため。綿棒を鼻や咽頭に入れる検査のため被検者がクシャミや咳(せき)をするケースが多く、陽性であれば検査者が飛沫(ひまつ)感染するリスクが生じるため、慎重に検査せざるを得ないからだという。 課題は、いかにして医療従事者の感染リスクと負担を抑えながら検査数を増やせるか。そこで注目されているのが「唾液による検査」。通常のウイルスは喉に発現することが多いが、新型コロナウイルスは感染者の多くが味覚障害を訴えているように口の中にでやすいため、唾液検査の方が手っ取り早いのだ。米国では急ピッチで実用化が進められ、エール大は咽頭の粘膜液より唾液の方が約5倍ものウイルス量があったと発表、ラトガース大は通常検査と唾液を用いた検査を同時に60人に行い、判定結果は100%一致したと報告している。ニュージャージー州では既にドライブスルー形式で唾液採取による検査をスタートしている。従来の鼻やのどの奥から綿棒で検体を採取するメンドウな方法よりも、時間を大幅に短縮でき、患者自身がプラスチック製の筒に自ら唾液を入れれば済む(⬆上の写真)ため、唾液検査は医療従事者の感染リスクも大幅に減らせると、いいことづく目なのに。日本では唾液検査法について米食品医薬品局(FDA)が行った「緊急使用特例認可」をなぜ出せないのだろうか。緊急事態の中、日本のお役人はスピード感がない上、常にブレーキを踏んでいるように思われる。