ラグビーW杯で快進撃の日本代表が予選リーグで3勝目を上げた。決勝進出は目前だが、前回2015年のW杯イングランド大会で優勝候補の南アフリカを破り、予選リーグで3勝1敗の好成績を上げたのに日本代表は予選プール2位までの決勝トーナメントには進めなかった(⬆上の表参照)。その理由は、上記の表の右端のPts(勝ち点)の差にある。ラグビーW杯の予選プールでの「勝ち点」の付け方は、
●勝利=勝ち点4 ●引き分け=勝ち点2 ●負け=勝ち点0 ●勝敗にかかわらず「4トライ以上挙げた場合」「7点差以内の敗戦」には、それぞれボーナス=プラス1点。試合に勝ち、かつ4トライ以上を挙げた場合は「勝ち点5」。しかし敗戦でも4トライ以上を挙げ、かつ7点差以内であれば「勝ち点2」が入る。引き分けでも4トライ以上ならば両チームに「勝ち点3」が加算される...というかなり複雑な「勝ち点」の仕組みになっている。だから、⬆上の順位表を見ると、A(ボーナスポイント)PD(得失点差)Pts(勝ち点)の多い南アフリカが一位で予選通過し、 スコットランドよりPD(得失点差)とPts(勝ち点)が下回った日本が予選敗退になってしまったのだ。今回のW杯では3戦全勝の日本だが次のスコットランド戦でも勝利を収めて、文句なしの決勝トーナメント進出を決め、涙を呑んだ前回大会のリベンジをぜひ果たして欲しいものだ。