ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

電子タバコ、米国で禁止されたのに日本では禁止されないワケ。

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米国のトランプ米大統領が、香りや味の付いた蒸気を吸う電子たばこについて、ほぼ全ての販売を禁止する方針を表明した。アメリカの若者の間に電子タバコの喫煙が急速に浸透し、電子タバコの使用との関連性が疑われる死亡例が相次ぐなど社会問題化しているため今回の規制が発表されたのだ。アメリカでほぼ全ての電子タバコの販売が禁止されたというのに日本ではそういう動きは現在のところまったく無い様子なのは、一体どういうことなのか?アメリカの電子タバコVAPE(⬆上の写真)はリキッドと呼ばれる液体を気化させて、香りのついた水蒸気を吸う仕組みで「POD」と呼ばれている。VAPEと似通った構造のニコチン入りの液体を吸入できる新しい電子タバコ「JUUL」がいまアメリカの若者たちの間で爆発的なブームを引き起こしている。これに対して日本で売られている電子タバコは、iQOS(アイコス)Ploom Tech(プルームテック)glo(グロー)という商品は、中に本物の煙草の葉が入っており、それを加熱して中のニコチンのみを吸入する加熱式タバコで、アメリカの電子タバコと仕様がまったく異なっている。日本とアメリカとの大きな違いはアメリカではニコチン入りの液体を使用しているが日本では液体のニコチンは含まれていない(薬事法で禁止)点だ。しかし、WHO(世界保健機構)が2ヶ月前に「ENDS(電子ニコチン送達システム)の健康リスクについて、確実な推計はなされていないが、間違いなく有害であり、規制の対象とすべきだ」と勧告している。日本の加熱式電子タバコも健康リスクについて以前から問題視されていたのも事実。日本政府がこのまま何もせずに「電子タバコの健康リスク」問題を無視し続けるのは、如何なものだろうか。