ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

毎日1〜2時間スマホを触ってる老人は、認知症にならない。

「スマホでインターネットを使う高齢者は認知症のリスクが低い」⬆という興味深い結果が報告された。ニューヨーク大学医学部の研究チームが、アメリカに住む1966年以前に生まれた合計1万8154人の被験者を追跡してスマホの定期的な使用が高齢者の認知症リスクとどのように関連しているのか、インターネットの使用時間による影響の変化はあるのかについての研究を行つた。具体的には「電子メールの送受信、オンライン通販での買い物、情報の検索、旅行の予約またはその他の目的で、ウェブまたはインターネットを定期的に使用していますか?」という内容で直接インタビューを行った。データの収集期間は2002年~2018年の間で、被験者の年齢は調査開始時点で50~65歳、追跡期間は8年だった。調査データを分析の結果、調査開始時点でインターネットユーザーだった中高年は認知症発症リスクがわずか1.54%だったのに対し非定期的なインターネット利用者はリスクが10.45%もあった。調査開始時点で認知症の兆候がない人に対象を限定した場合、インターネットユーザーの認知症発症リスクは非定期的なインターネット利用者の62%と、やはり定期的にインターネットを使用する人は認知症リスクが低いことがわかった。インターネットの使用時間との関連を見ると、最も認知症リスクが低かったのは1日あたりのインターネットの使用時間が6分~2時間のグループであり、2時間を超えると逆に認知症のリスクが増加していく傾向がみられたという。