ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

捨てたもんじゃない地球人、穴が空いたオゾン層が、治ってた。

地球上空を覆うオゾン層は、人間や動植物にとって有害な紫外線を吸収する役割を持っている。宇宙から飛んでくる有害な紫外線をオゾン層が吸収し、地上に届く量を少なくして我々を守ってくれている。しかし、1980年代後半以降、冷蔵庫の冷媒やスプレーの噴射剤に使われる化合物「フロン」などによるオゾン層の破壊が地球全体で問題視されてきた。しかし、2023年初頭に国連の専門家委員会が発表した最新の報告書によると、フロンなどの全廃に向けて「モントリオール議定書」が発効した1989年以降の30年余りで、オゾン層の破壊物質は99%削減されたという。このまま対策が続けば、オゾン層は世界のほとんどの地域で2040年、北極では2045年、南極でも2066年には、1980年のレベルまで回復する 見込みだという。南極で見られるオゾンホールもNASAの観測では年々縮小してきており⬆、今後も地球人が対策を取り続けてゆけば、21世紀中にはホールは完全に塞がる予定だという。世界気象機関(WMO)のターラス事務局長はこの結果を受け、「オゾン層への地球人の行動は気候変動対策の前例になる。オゾン層破壊物質の排除に成功したのだから、化石燃料から脱却して温室効果ガスを削減し温暖化を抑えるために「何をしなければならないかを我々は真剣に考えるべきだ」と語っている。捨てたもんじゃないぞ地球人、英知を結集すれば傷んだ地球は修復できるのだ。