現在開催中の大阪・関西万博について、主催する日本国際博覧会協会の副会長を務める大阪府の吉村洋文知事は、「8月中には損益分岐点を超え、黒字になる見込みだ」と述べた。吉村知事は運営費の約8割をまかなう入場券の販売枚数をめぐり、このまま推移すれば8月中に損益分岐点とされる約1800万枚に到達し、黒字化を達成する見込みだと報告した。「絶対赤字」と前評判を煽っていたマスコミの予想を覆したのは、あれほど前評判が悪かった公式キャラクター「ミャクミャク」がスマホからのSNS投稿を通じて急速に人気を獲得し⬆️、来場した個人によるスマホからのSNSの投稿によって各国のパビリオンが再評価され、万博を効率良く楽しむための「攻略法」の発信と実践が大流行したからだ。前回70年万博では、マスコミ情報で「月の石」に多くの人々が並んだが、今回の万博では、SNSで人気に火が付いたヨルダン館の赤い砂の上で星を見る体験や、日本では珍しいサウジアラビア料理のレストランをSNSで見た人々が、朝一番にダッシュする人気スポットになったりしたからだ。さらに、ベビーカー連れのファミリーがパビリオンに並ばず入場できるVIP待遇がSNSで広まり、通期パスホルダー増加に貢献したように、特定の顧客層への優遇がスマホを通じて拡散され、新たな顧客層を惹きつける効果をもたらした。つまり、マスメディアが失敗を予想した「大阪万博」が、黒字化の見通しが立ったのは、マスコミのライバルSNSの「おかげ」によるものだった。「お後がよろしいようで,,,,,,。笑」