ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

黒人だらけの箱根駅伝、というSNS批判は事実無根だ。

 SNSに「箱根駅伝は黒人だらけ」、という人種差別を伺わせるようなスレッドがたった。「箱根駅伝でアフリカ大陸からの使者が無双している」「花の2区は本当にぐちゃぐちゃ、黒人留学生が12人抜きなど、まるで黒人から見れば小学生を抜いてる感じ、日本人と心臓の大きさが違う、肺活量も違う、体力もある」など、まるで日本の正月の伝統行事である「箱根駅伝」に黒人の参加は無用と言いたげだ。箱根駅伝は19年前の82回大会から、留学生のエントリー登録は2人以内で、実際に出場できるのは1人までというルールができた。そして、黒人留学生選手は華の区間と呼ばれる2区に起用されることが多いため、この区間のみをみれば黒人だらけという印象があるかも知れない⬆️。しかし、今回の101回大会の黒人選手のエントリーは、210名中わずか7名に過ぎない。なのに、黒人選手が記憶に残るのは、東京国際大のケニア出身リチャード・エティーリ選手が「華の2区」で12人抜きで区間新記録を獲得する快走をみせたからだ。一方で「今みたいな出場制限を設けずに全員留学生でいいじゃん。 強いランナーと切磋琢磨することで日本陸上界のレベルアップが図れる」 といった声もSNSに上がっている。そもそも「駅伝競争」という種目は日本だけのオリジナル競技、今後も黒人の出場制限を続けるか制限を撤廃するか、日本の主催者は決断を迫られそうだ。