ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「私は黒人女性」と言う大坂なおみにセリーヌ「ハグしてあげたい」。

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テニスの全仏オープンで、 大会前から記者会見拒否の意志を示していた大坂なおみ選手。記者会見欠席により罰金15,000ドル(約165万円)を受け、大会の主催者からは「将来的にグランドスラム(四大大会)の出場停止につながる可能性がある」と伝えられていた。すると大阪選手は、自身のツイッターで全仏2回戦の棄権を表明し「全米オープン初優勝  の時から、長い間うつ病に悩んでいた」と明かした。「私は2018年の全米オープン以降、うつの症状に苦しめられており、そのためにとても難しい時間を過ごしています。私を知る人は私が内向的であることを知っていると思います。トーナメントで私を見た人は、私がしばしばヘッドホンをつけ、社会的な不安を和らげる姿に気付いていると思います。私は元来、人前で話すのが得意ではなく、世界のメディアに言葉を発する前は、大きな不安の波にのまれそうになります。私はとても神経質になり、常にベストな答えをしようとすることがストレスになると気付きました」と告白した。 これについて4大大会を23回制しているテニスの女王セリーナ・ウィリアムズ選手⬆は「かわいそう。私も彼女(大坂)がどういう気持ちか分かるから、ハグをしてあげたい」と同情を見せた。去年8月、警察官による黒人男性銃撃事件に抗議したツイッターで大坂選手は「私はアスリートである前に黒人女性です。また、黒人女性としてテニスをするよりも大事なことがあると感じています」と書き込んでいる。黒人女性(マイノリティ)を自覚している大阪なおみ選手の突然の「心の乱れ」に、私達日本人はただ傍観することしかできないのだろうか。