ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「絵文字」を世界中に流行らせたのはニッポンの孫正義。

世界中の人々がケータイのメールで使っている絵文字(emoji)は、もともと日本のケータイ文化から生まれたものだというのをご存知だろうか。ケータイが普及する前、1995年頃、ポケベルに採用されていた「ハートマーク」が、絵文字が使われた最初だった。ポケベルの限られた文字数の中で、相手に親密さを表現する手段として、ハートマークが使われたのが始まりだった。そして、1999年NTTドコモiモード対応機に搭載された絵文字によって広く普及した。その後、2008年に、グーグルが日本の携帯電話の絵文字をUnicode(符号化文字)に加える計画を公表したが、日本のユーザー向けに日本語限定で絵文字を使えるだけだった。「emoji」が世界中に普及するきっかけとなったのは、ソフトバンクの孫正義社長が、アップルに直接掛け合って絵文字を世界中で広く使えるようにするように説得したからだ。その結果、日本向けのiPhoneだけの特別機能だった絵文字は、iOS 9では1393種もの絵文字がサポートされるまでになった。それから7年後の2015年4月に来日した米国オバマ大統領が、「emoji」は「日本発祥で世界的に普及した代表的な文化のひとつ」として感謝の意を示したほどだ。今や、日本から生まれた絵文字文化は、世界中の人々のコミュニケーションに欠かせないものとなっている。