ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「くたばれバイデン!」にバイデン大統領はなぜ同意した。

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アメリカではクリスマスイブの夜に子供たちにプレゼントを届けるために世界の上空をソリに乗って飛行するサンタクロースを追跡するというTracks Santa(トラックス・サンタ=サンタ追跡)という子供たちが楽しみにしている恒例の行事がある。この行事には毎年、大統領がサプライズで子どもたちの電話に応える習慣があり、今年もバイデン大統領とジル夫人がクリスマスイブに参加した。その中で、オレゴン州に住んでいるという4人の子どもとその父親・ジャレッド氏と会話した際に、バイデン 大統領が電話の最後に「良いクリスマスをお過ごし下さい」と伝えると、父親のジャレッド氏は何と「おふたりも良いクリスマスを。メリー・クリスマス、レッツ・ゴー・ブランドン」と答えたのだ。「レッツ・ゴー・ブランドン」とは「くたばれ、ジョー・バイデン」を意味するスラング(下品な言葉)で、反バイデン派の人たちが大統領を中傷する時などに良く使う。この言葉は、今年10月に開催された有名なカーレースNASCARの試合で優勝したブランドン選手がインタビューに答えている間、観客の一部が「くたばれ、ジョー・バイデン」というフレーズを連呼したのがきっかけだ。マスク着用を呼びかけるイベントで反対派が「レッツ・ゴー・ブランドン」と叫んだり、共和党の政治家がこのフレーズが書かれたマスクを着用したりするなどして、いつの間にか「くたばれバイデン」を指すスラングとなった。その経緯を知らないバイデン大統領は、気にかけた様子もなく「レッツ・ゴー・ブランドン、同意します」と答えて電話を終えた。大統領に電話で「くたばれ」と叫んでもお咎めなしの国アメリカ、まさに自由の国を象徴する出来事だった(笑)