ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

クリスマスにはチキン、とウソをついて流行らせたKFC1号店店長。

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クリスマスにチキンを食べる「日本だけの習慣」を根付かせたのは、KFC1号店の店長を務め、後に3代目社長となった大河原毅氏だ⬆。ケンタッキーの店舗が合計で100店ぐらいの73年12月。東京・青山のお店近くのミッション系幼稚園から「クリスマス会のサンタクロース役がいません。お店のフライドチキンを買うのでサンタに扮装(ふんそう)してくれませんか」との相談。大河原店長は「お安い御用です」と引受け会場に入って「メリークリスマス!」。幼稚園児は大喜び。慣れない踊りで場を盛り上げました。その後、いろいろな学校から注文が入り、おかげで「ケンタッキーでクリスマス」はすっかり定着しました。本場の米国ではこの時期、KFCのお店は閑古鳥が鳴き、店を開けないところもあります。アメリカではクリスマスと言えば七面鳥を食べますから」。「それから数年してNHKテレビから取材がありました。リポーターが「アメリカでもこの時期には皆さんフライドチキンを食べるのですか」と聞いてきました。この時、私は胸を張ってこう答えたのです。「はい。その通りです。これはアメリカの風習です!」。意識してウソを言ったのは後にも先にもこの時だけです。これがきっかけで「クリスマスにチキン」が爆発的なブームとなったのです」。ウソから出たマコト、クリスマスの23日〜25日のたった3日間で毎年60億円以上も売り上げるKFC、NHKにウソをついた大河原氏は実にアッパレだ(笑)