ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「10万円給付を貯金」と嘆く麻生大臣「北風と太陽」だヨ。

f:id:gunjix:20201025005919j:plain

麻生太郎副総理兼財務相が、新型コロナウイルス対策の一環として国民1人あたり10万円を配った「特別定額給付金」について、「その分だけ(個人の)貯金が増えた」と述べ、消費を喚起する効果は限定的だったとの見方を示した。麻生氏は講演会で「(個人の)現金がなくなって大変だというのでこの夏、1人10万(円給付)というのがコロナ対策の一環としてなされた」。その給付金の効果について「当然、貯金が減るのかと思ったらとんでもない。その分だけ貯金が増えました」と主張した。さらに「カネに困っている方の数は少ない。ゼロじゃありませんよ。困っておられる方もいらっしゃいますから。しかし、預金・貯金は増えた」と重ねて強調した。確かに、8月31日〜9月2日に金融リサーチ会社リスクモンスターが、インターネットを使って「給付金10万円をいくら使いましたか」という調査を行った所、10万円を受け取ってからすでに3ヶ月たっても「1円も使ってない」と答えた人が36.2 %、「1円から2万円以下」と答えた人が 5.5%も居た。つまりは、国民の約4割以上の人々が支給から3ヵ月経っても給付金を使ってないというのだ。麻生大臣がコロナ禍で国民消費を増やしたいのなら、イソップ物語の「北風と太陽」の話を思い出せば良い。国民の外套(貯蓄)を脱がしたいのなら、冷たい北風(わづかな給付金)より、温かい太陽(Go toキャンペーン)を旅行・飲食・近くの商店街など長期に渡って続ければ国民の消費意欲は次第に増えてゆくに違いない(笑)