アジア人に対する「コロナヘイト」が世界中で巻き起こっている最中、AbemaTVで神田愛花アナウンサーと元大阪市長橋下徹氏との対談が行われた。神田さんが欧州旅行で体験したいろいろな差別について語ると、橋本氏は「僕もこの間ロンドンに行った時に、イギリスの国会議員、政財界の人に日本の主張をうるさく言おうとした。そうしたら、(あちらで)然るべきポジションにいる日本人に“アジア人は東洋の猿だと思われているよ。東洋の猿が何をしに来たんだという感じで見られるよ”とハッキリ言われた。それでまた僕はブチッとキレて、“東洋の猿だと言われないようにするのが我々の使命ではないのか”と言ったら、“それはキレイ事だ”みたいなことを(言われた)」と語り、「差別的な発言をする人はどの国にもいると思うけど、だからといってその国全体が悪いとか、その国民全体が悪いというのは違うと思う。ただ、人種差別をなくしていこうという壮絶な闘いがあって、やっと無くなってきたのがこの数十年。特にヨーロッパでは植民地、アメリカは奴隷制度があり、白人社会が有色人種を使っていたという歴史がある。だから今も腹の中でそういうことを思っている人がいるということも事実だろう」とも語り、「全員ではないが、白人社会の中にそういう思いを持っている人がいるというのは厳然たる事実だと思う。これからも不断の努力はしていかないといけない。徐々に教育で変えていくしかない」という意見を述べた。しかし橋本氏がいう「差別を無くす教育」を、ヨーロッパの国々の「差別する連中」は果たして素直に受け入れるものだろうか?