ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「バットを振るようなパンチ」敗者ブラントが驚いた村田諒太の変身。

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WBA世界ミドル級タイトルマッチ前王者・村田諒太が、王者ロブ・ブラントに2回TKO勝ちを収めて世界王座奪還に成功した。前回はブラントから棒立ち状態で1200発超のパンチを被弾する屈辱を味わったが、9か月ぶりの再戦で村田選手は1Rの開始から「ニュー村田」に変身していた。スロースターターだったスタイルを一変し、1Rからチャンスと見るや、一気に前に出る積極的なボクシングを展開し2Rにダウン(⬆上の写真)を奪った後はラッシュをかけてブラントをロープに釘付けにして一方的にパンチを打ち込み続け、右を2発見舞ったところでレフェリーストップによるTKO勝利を収めたのだ。試合後、敗れたブラントは「前回対戦と村田は変わっていた。右手の角度を変えてきていたし、野球のバットを振るようなパンチだった」と村田の変身ぶりに驚きを見せた。村田選手は「やりたかったのは相手に(自分の)体を起こされないこと。前の試合では棒立ちになったので。今回は腰を低くして構えた」と語り、ブラント選手が「まったく手の出せない」ボクシングスタイルへと村田選手が変身していたのだ。試合前、いつものTシャツ姿でリングに上った村田選手、その胸にはJust do it(やるっきゃない)という真っ赤な文字が記されていた。「形勢不利」という前評判を覆しての2ラウンドTKO勝利をもぎ取った村田諒太選手に「アッパレ」と言うコトバを贈りたい。