トランプ大統領と安倍首相による「ゴルフ外交」は今回で5回目。我が国伝統の「接待ゴルフ」のイメージがどうしても付きまとう「ゴルフ外交」を日本のマスコミは日頃から忌々しく感じていてスキあれば批判しようと考えている中、朝日新聞がゴルフ場でカートを運転する安倍首相を「とうとうトランプ大統領の運転手に」と鬼の首を取ったかのようにツィートした(⬆上の写真)。しかし、ゴルフ場でカートを運転するのはホスト側がするものというのはゴルフマナーとしては常識だ、アメリカのゴルフ場でプレイした際には、当然トランプ大統領がカートを運転しその横に安倍首相が同伴していたニュース映像を思い出して見ればいい。なのに今回の批判ツィートをした朝日新聞の記者は、ゴルフマナーを全く知らずに「安倍憎し」の気持ちだけでどうやらツィートしてしまったようだ。この記者ならずとも「たかがゴルフ、遊びだろう」と思う日本人が多いが、アメリカ人のゴルフに対する考え方はちょっと特別なのだ。アメリカ人は、ビジネスランチは比較的誰とでも行うが、ゴルフは基本的には「好きな人」としかやらない。アメリカ人がゴルフをするのは、その相手に好意を持っている証だとされている。日本のビジネスでの「接待ゴルフ」とはちょっと感覚が異なるのだ。安倍首相とトランプ大統領の度重なる「ゴルフ外交」を揶揄したり批判したりするのもいいが、「コミュニケーション」がより深まるという観点からみれば、世界中の首脳達が羨む安倍首相とトランプ大統領との「ゴルフ外交」によって日米の貿易摩擦が「ソフトランディング」できるかもしれないではないか(笑)