トランプ大統領が対日赤字貿易について「真珠湾攻撃を忘れていない」と強硬な姿勢で語ったというニュース。その発信元はワシントン・ポストだが、これがフェイクニュースだった事がわかり、とんだ赤っ恥を掻かされた日本の政治評論家や政治家は何とも引っ込みがつかなくなってしまっている。政治評論家の田原総一朗氏はこの記事を参照して「アメリカを怒らせた、(日本の)戦略ミス」と語り、総裁選に立候補中の石破茂氏は「トランプ大統領が国益のために安倍首相を批判した」と述べた。トランプ大統領が語った真意は「日本の貿易は真珠湾攻撃のようにもっと攻撃的な姿勢を取るべきだ」だった。つまりトランプ大統領の発言は「真珠湾攻撃の時のように日本は貿易交渉で他の国々と勇猛果敢に戦え」と鼓舞してくれたのだ。今回のフェイクの原因は、英語を日本語に翻訳する際の単純ミスではなく、アメリカの権威あるメディアとして知られるワシントンポストが発信したニュースを鵜呑みにすることで起きてしまった。しかし、当初からこのニュースがフェイクではないかと疑う声も多かった。日本のメディアはニュースソースの裏付けも取らずに反射的にこのフェイクニュースに飛びつき流してしまった事を、恥をかかせてしまった政治評論家の大御所である田原総一朗氏にまず謝るべきだろう(笑)