ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「誰もやってない間違い探し」松本人志が語った「人より抜きん出る」方法。

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『クレイジージャーニー』(TBSテレビ)で、ニューヨークで50年に渡りアートの世界で戦い続けている87歳の前衛美術家・篠原有司男氏が紹介された。篠原氏は、半世紀前に日本で初めてモヒカン刈りをしたり、グローブを絵筆代わりにして描く「ボクシングペインティング」(⬆上の写真)を発案するなど前衛芸術家として活躍した後37歳でニューヨークへと渡った。作品が売れようが売れまいが、己を信じて我流を貫き、圧倒的な信念で戦い続けて、まさに人生そのものが芸術であり87歳の年齢をまったく感じさせないパワフルさと、底抜けの明るさを備えた前衛アーティストなのだ。こんな高齢でありながら、いまだにアートの本場・ニューヨークで50年も戦い続けているそのパワー、自分の好きなことに没頭し、熱中していると、人はこんなにも若くてカッコ良く居られるのかと感心させられてしまうほどエネルギッシュな番組内容だった。この番組でMCを務めるお笑い芸人松本人志が、篠原氏のこうした生き様を見て「彼のやっていることはイチイチ正しい」お笑いと同じで、彼がやっていることは「誰もやってない間違い探し」だと分析し「ウケたときに正解になる」と語った。聞き流してしまえばそれまでだが、松本人志のこの鋭い指摘は、「アート」にも「お笑い」にも共通する「他人より抜きん出る」ための大きな「ヒント」が隠されている。「誰もやってない間違い探し」このテーマに、いち早く気づいた前衛芸術家篠原有司男氏とお笑い芸人松本人志が、それぞれの道で他人より抜きん出た「人物」になり得た事を十分に「理解」できた番組だった。