ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「イキを吐いた瞬間の一撃」井上尚弥が明かした「一発KO」テク。

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世界バンタム級の実力世界一を決めるWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)の初戦で日本人ボクサー史上最速の70秒KO勝ちを記録した井上尚弥選手。その強烈すぎるパンチの秘密について井上尚弥選手本人がスポーツニュースサイト「THE ANSWER」のインタビューで明かしている。対戦した相手の動きを「読む」ことを試合では意識しているのか?という質問に「それは意識してますよ。相手の集中力が途切れる瞬間、目とか、呼吸とか、一瞬の『間』ですね。人は3分間も絶対に集中できませんから」相手の集中力が途切れる瞬間を待つということか?と問われると「待っているというか、見てますね。息を吐く瞬間というか、たぶん相手が反応できないだろうなというタイミングがあるんです。いま(打ちに)いってもカウンターは来ないだろなという『間』。自分の中でですけど、それはなんか雰囲気で。それが合っているか間違っているか入ってみないと分からないんですけど」と解説、WBSシリーズの初戦で元世界王者のパヤノを開始から60秒でマットに沈めた場面は?と尋ねられると「あの瞬間はそうでしたね。まず、左手でフェイントをかけていたんで、ここで相手の肩の動きとか、(相手の動き)全体をぼんやりですけど見ているんですね。それで、KOになる前にアッパーをカウンターで打ったらパヤノの勢いが落ちた感もありましたから、あそこは瞬間的にいける!という雰囲気でした」と語っている。井上選手の発言の中で繰り返し使われる「間」というコトバに彼の秒殺KOの秘密が隠されている。「バンタム級で自分よりパンチ力ある選手はいっぱいいますし、スピードのある選手もいます。いくらパンチやスピードがあっても、結局はそれをどう生かすかじゃないですか。それを動いている相手に当てる、『タイミングを合わせて当てる』のが難しいわけです」。つまり井上選手は、3分間の動きの中でタイミングの合う一瞬の「間」を見つけて、強烈なパンチを放てば「相手を一発で倒せる」と言っているのだ。