ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

松本人志がオール巨人に見せた、芸人としての「突破力」。

先日のフジテレビの番組で紹介された、お笑い界のトップスター松本人志(⬆右)が、若手時代に、大先輩の漫才コンビ「オール阪神巨人」のオール巨人(⬆左)と交わしたエピソードが面白い。まだ無名だったころの松本が、あるとき 礼儀にうるさいオール巨人の楽屋前の廊下を素通りしたという。それを目にした巨人が教育の意味も込めて松本を呼び止め、「オイ君。あいさつは? やり直せ」と言ったという。すると松本は「あ、すいません」と謝りながら来た道を引き返し、もう一度、巨人師匠の楽屋の前を素通りして見せたという。これを見たオール巨人は、怒るどころか『オモロイやつおるやん!』と松本人志に一目置くようになったというのだ。このエピソードにSNSで若者達がさっそく反応、「礼儀に厳しい巨人師匠にボケで返せる松っちゃんに痺れる」「挨拶やり直しを挨拶しないボケ。やっぱ松っちゃんすごい!」「松ちゃんかっこよすぎやろ!」などの声が挙がった。上下関係の厳しいお笑い芸人の世界にあって、勇気を持って先輩の前でボケてみせた松本人志の「突破力」、やはり、お笑い界の常識というルールを突破するだけの「パワー」がなければ、お笑い界トップにまで上り詰めることはできない。松本人志の生まれ持った「才覚」を感じさせられるエピソードだ。