お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志から性的な被害を受けたとする女性の証言が 「週刊文春」に掲載されたことを受け、吉本興業は松本が芸能活動を休止すると発表した。「お笑い活動」を休止する理由としては、「名誉毀損裁判」との同時並行では、お笑いに全力を傾けることができなくなってしまう」として裁判に注力したいからだという。松本人志の「活動休止」のねらいは、名誉毀損裁判に勝てると踏んだからではない、恐らくは弁護士に相談してみて、この裁判に勝つことがどんなに難しいかがわかったからだ。名誉毀損裁判は、訴えた女性達の証言が真実でなくても(つまり事実無根だったとしても)、週刊文春の記事が『真実相当性』があると裁判所が認めさえすれば名誉毀損は成立せず、訴えた側が「敗訴」になってしまうという過去の「判例」が多いからだ。週刊文春側も、女性達の告白を「真実相当性」があると裁判官が認めるだけの「判断材料」をしっかりと用意してくるはずだ。松本人志は、昨年2月のトーク番組内で、お笑いからの引退の時期について「そんなにもう長くないのよ、早ければもう2年、遅くても5年かなあ」と明言していた。名誉毀損裁判は、最終判決が出るまでに恐らく2年〜5年、松本が描いていた引退のシナリオにピタリと一致するではないか、これまでお笑い界で稼いだ総資産額が50億円と噂され今年60歳⬆の彼は「活動休止」を宣言したことで、このままお笑いの世界からフェードアウト(つまり引退)してしまうつもりなのだ。