ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「一番きつい時にジョコビッチが来る」錦織はゲームメークが解ってない。

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全豪オープン、4回戦で5時間に及ぶ激闘を征して臨んだ準々決勝、錦織圭選手が右太ももに強い痛みを感じて、右足を蹴ること曲げることが痛くて出来なくなりジョコビッチとの試合を途中棄権してしまった。テレビ観戦していても試合前の表情が何となく冴えず錦織選手がジョコビッチに対してまるで「ヘビに睨まれたカエル」のような怯えきった雰囲気だったのも気になった。棄権した後のインタビューで「ジョコビッチとやる時はいつも満身創痍というか、一番きつい時に対戦が来る」と彼は嘆いてみせたが、それはジョコビッチとの「めぐり合わせ」が悪すぎるという自分の「運」の無さを嘆いているかのようだ。かつて5回のグランドスラムを制したテニス界のレジェンドであり、錦織の次期専属コーチとも噂されるアンドレ・アガシ氏は錦織について繰り返しこう語っている。「錦織は自分自身の力を最大限に引き出せる状況に自分を置いていないようにみえる」「新たなインスピレーションを得るための準備を自分で整えていないように見える」つまり、錦織はグランドスラムを制するための「ゲームメークがわかっていない」とアガシ氏には見えてるようだ。確かに、錦織がグランドスラムでの「勝ち上がり方」を理解出来ていれば、自分の体力を削るような1・2・3・4回戦までの戦いぶりをせずに準々決勝のジョコビッチと対峙出来たかもしれない。いまの錦織に必要なのは「一番きつい時」が生まれないゲームメークをする事ではないのか。